2017/08/27

LES CORDELIERS|フランス・サンテミリオン





サンテミリオンの修道院跡にて、ピクニック気分で「クレマンを楽しむ
ボルドー市内からバス302番で東へ。車窓からの風景が、ゆっくりと一面のワイナリーに移ってきました。約1時間後、ワインの聖地・サンテミリオンに到着します。ここはローマ時代から続く、まさにワインの里。ここの土壌、地形が、上質なワインを育むのに適していたんですね。小さな村といった印象ですが、世界遺産にも登録されている赴きある街並。街中には、カーブやセラー、ワインバーが軒を連ねているので、自ずとテンションが上がってしまいます。中心の教会から少し坂を上がると、修道院跡を生かしたワインメーカー「LES CORDELIERS」が見えてきました。CORDELIERSは、この修道院の修道士のお名前だそうです。LES CORDELIERSのコンセプトは実に興味深い。カーブ(ワイン貯蔵庫)見学ができ、さらに修道院跡内で自由に「クレマン」を楽しむ事ができるんです。クレマンとは、ボルドーだけで作られているスパークリングワインの名称。入口から右へと進み、ショップを抜けた所にバーのレセプションがあります。こちらでオーダーをして、ピクニック気分で修道院内に繰り出す訳です。オリジナルクレマンは4種類。ボトルは20€前後、グラスは6€前後とリーズナブルなのがうれしいですね。バケットやハム、チーズ、スウィーツも合わせればピクニック気分が味わえます。注文を終えると、バスケットに一式詰めてもらって準備万全。修道院内で、好みのシュチュエーションを探しましょう。中庭の至る所に、テーブルとイスがあるので迷います。皆、最高の場所で楽しんでいますね。結局、落ち着くのは裏手の庭です。木陰でのんびり、クレマンを傾けて楽しめます。ほのかな桃色のビンテージロゼはおすすめです。ほろ酔いになったら、木にコルクを括り付けて。うーん、このシュチュエーションで飲むクレマンは格別ですね。

ボルドーワインの聖地として名高い、世界遺産・サンテミリオンの街並
中心の教会から少し坂を上がった所に看板が見えてきました
ここが入口。ワインバーのサービスカウンターがある右に進みます
さっそくオーダーしましょう
オリジナルのクレマン(ボルドーのスパークリングワイン)は4種類。ボドル20€前後と手頃
Vintage Rose をセレクト。バスケットにグラスと一緒に入れてくれます
修道院跡の中庭へピクニック!どこにしようかな
シンボルマークの回廊
この辺りは人気がありそうですね
うーん、ここもいいですね
建物の中はどうでしょうか
ちょっと日差しが強そうです
結局、裏庭の木陰が落ち着きます
良く冷えてますね。ほんのり桃色のロゼ
これは美味しい!このシュチュエーションで飲めるのもまた格別
開けたコルクを木に括り付けるのも、乙なものです

LES CORDELIERS
電話番号:+33 (0) 5 57 24 42 13
営業時間:11:00 - 20:00
おやすみ:要確認
ホームページ:http://www.lescordeliers.com

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2017/08/09

バガボンド|ブルガリア・ポモリエ







泳いでは飲んで。黒海の隠れ家のようなビーチバー
ブルガリアの東端に、黒海を望む穴場的なリゾート地・ポモリエがあります。近場には有名なサニービーチと世界遺産の街ネセバルがありますが、ポモリエの魅力も負けてはいません。私は、この街が持つ素朴さがたまらなく好きです。美味しい地ワインに新鮮なシーフード、あたたかい人達、天然塩、秘密のビーチなど魅力がいっぱいここには詰まっているんです。黒海に面した海岸にはビーチが広がり、シーフードレストランが軒を連ねています。その海岸沿いの外れに、隠れ家のようなビーチバー「バガボンド」がちょこんとある訳です。ちょうど小さな湾になっているビーチにあるので、これこそまさにプライベートなビーチバーです。海の家のような佇まいで、カウンターと黒海を望むテーブル席、そしてビーチシート。パラソルといい、全体のインテリアが心地よくまとまっているのが憎い。お店には地元の人が多く、ひと泳ぎしてからゆっくりグラスを傾けるのが定番のようです。ブルガリアのドラフトビールが二種類、カクテルも豊富に揃っています。まずは、ひと泳ぎ。そして、冷えたドラフトビールをゆっくり楽しむ、至福ですね。美しいサンセット時ともあれば、最高の贅沢に。そろそろ夜に向けて、人が集まってきました。今宵もバガボンドは賑やかになりそうです。

海岸沿いの外れにひっそりとあります
この抜群のロケーション!まさにプライベートなビーチバー
ひと泳ぎしてからカウンターでオーダー
ビーチシートも魅力的です
泳いだ後は、冷えたビールで黒海を望む
今宵もバガボンドは賑やかになりそうだ

VAGABOND BEACH BAR
電話番号:+359 89 676 9826
営業時間:24時間営業
おやすみ:年中無休(要確認)
ホームページ:https://www.facebook.com/VagabondBeachBar/

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2017/04/08

ヨーペンカーク|オランダ・ハーレム






スタイリッシュな古教会で、フレッシュなハーレム伝統ビールを
オランダ鉄道が発祥した地、古都ハーレム。アムステルダム市内から列車で約15分とアクセスも便利です。小ぢんまりとした街ですが、歴史的な建造物が多く残り、運河あり、お花ありとオランダらしい魅力がぎゅっと詰まっています。そんなハーレム中心街の少し外れにあるのが、古教会を生かした建物が魅力のブリュワリー「JOPENKERK(ヨッペンカーク)」です。フレッシュなブリュワリーですが、ハーレムの伝統醸造を今に伝える強いこだわりがあります。なんと1407年のレシピを、忠実に再現しているようです。重厚な正面扉から店内へ。黒と赤でまとめられたスタイリッシュで開放感のある空間、大きな醸造タンクにカウンター、ステンドグラスからは優しい光が差し込んでいます。二階には、レストランが併設されているようですね。フロアー全体にホップの香りが立ち込めていて、気分も自然と高まります。約8種類ほどのクラフトビールがあり悩みどころですが、スタッフの方は親切に相談にのってくれ、試飲もさせてくれました。いただいたのは自慢のIPA(インディアンペールエール)とダークなポーター。IPAの香りが本当にいいですね。そして、とっても瑞々しい味わい。伝統的なので重たいのかなと思いましたが、洗練されたシャープなIPAです。ビターチョコのような味わいのポーターも高品質。スナックで一緒にいただいた「ビターバレン(小さなクロケット)」もまた美味しくて、追加オーダーするほど。伝統とモダンが解け合った魅惑の空間で、フレッシュなダッチビールにクロケット、至福です。

古都ハーレムの外れにある古教会を使った地ブリュワリー
スタイリッシュで開放感のある店内。一階はカフェバー、二階はレストラン
豊富な種類のクラフトビールをオンタップで
フレッシュなIPA(インディアンペールエール)とビターなポーター
おつまみには、一度食べたら止められない「ビターバレン(小さなクロケット)」
1407年の地元職人のレシピを誇りに。伝統とモダンが解け合った魅惑のブリュワリーでした

JOPENKERK HAARLEM
電話番号:023 - 533 4114
営業時間:10:00 - 24:00
おやすみ:年中無休
ホームページ:https://www.jopenkerk.nl/haarlem/

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2017/02/13

Glöckl Bräu|オーストリア・グラーツ





ここでしか飲めないオリジナルボックビールには、絶品シュニッツェルで
Glöckl Bräuはグラーツにある小さなビール醸造所で、いわゆるマイクロブリュワリーです。グラーツ旧市街の真ん中に、うれしい直営のパブレストランがあるんですね。四階建ての大箱で建物の中は迷路のようになっており、あちらこちらに部屋とテーブルがあります。地元の方から観光客まで美味しそうにグラスを傾けており、好みのシチュエーションで楽しむことができるのがいい。私のお気に入りは二階の一番奥、ビールサーバーがある部屋の窓際。伝統衣装を着たウエイターが、きびきびサーブしている光景を目にする事ができます。地ビールは、ラガー、ヘレ、ピルスナー、ドゥンケルまで揃い、ストロングビール「ボック」まであります。量も四段階(1/8、0.3、0.5、1.0)から選べるのがうれしい。呑んべは、黙ってボックの1リットルで。一緒にお勧めしたいのが、ここのポークシュニッツェル。衣にカボチャの種が使われているので、サクサク香ばしい。注文後、瞬く間にサーブされるのもここのいい所。ずっしり1リットルジョッキのボックですが、アルコール度数は7.1、濃厚ながら円みがあるのが特徴です。グラーツは水質が良いので、この味わいになるのでしょう。豪快にジョッキを傾けて、サクっとシュニッツェルを頬張る、もう最高です。しかしさすがはボック、飲み干す頃にはホロリとしてきました。この心地よさが忘れられず、滞在中何度も通ってしまう訳です。まさに魅惑の酒場でした。

目指すは二階の奥
ピカピカのカウンター、ビールサーバーは写真右手
この樽の中には一体なにが? ラガーやヘレによく加えていました
5種類の地ビールがうれしい
ストロングビール「ボック」1リットルジョッキ
泡もふかふか
絶品のボークシュニッチェル
まったく油っぽくない、カボチャの種が衣に使われています
グイグイ進んでしまう魅惑の酒場

Glöckl Bräu
電話番号:+43 316 814781
営業時間:月〜土10:30 - 24:00 日10:30 - 18:00
おやすみ:年中無休
ホームページ:http://www.gloecklbraeu.at/

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